子供の治療は大人の治療とちょっと違います
(子供とはここでは小学校低学年やそれより小さい子供たちのことにしましょう)
もっとも大きな違いは
① 乳歯があること
② 大人しく治療を受けられないかもしれないこと
③ 保護者の手助けが必要なこと ・・・です
①・・・
乳歯は小さな永久歯ではありません
また多くの場合、一生使う歯ではなく、
次に生えてくる永久歯にその役割をバトンタッチします
その寿命は5-10年ぐらいではないでしょうか
したがって 永久歯とは違った扱い方することがあります
②・・・
小学校に上がる前の子供たちの中には
何のために治療をするのかまだよく理解できない子もいます
また、理解できていても
じっと口をあけて治療を受けることが難しい子もいます
③・・・
大人の治療は 歯医者-本人 という間で行われますが
子供の治療は 歯医者-本人-保護者 という三角形の間で行われます
この三者のうちで鍵を握っているのが 保護者の方々です
なぜなら
歯に関する問題は生活習慣が関係してくるものが多いからです
保護者の方がしっかりしていれば
生活習慣に関する問題がある場合、いい方向へ変えることが可能です
合わない歯医者だと思ったら転院できますし
子供をはげましてあげる
ことも可能
でも、本人がしっかりしていても、
歯医者ががんばっても、
保護者のサポートがなければどうすることもできません
保護者の方の管理によってお家で実践することを守らなければ
うまくいかないことは多いです
もちろん歯の事については歯医者に責任がありますが
鍵は保護者の方も握っているのです・・・
以上のようなことをふまえて
子供の治療は、
保護者の方々の協力の下に
治療によるトラウマを残さず
将来自分でお口の中の健康を守れるようにする
ということを目標にしております
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むし歯にならないようにするためには・・・
お口の中の環境をよくする事! の一言に尽きるのです
(もちろんむし歯になりにくい人は
環境が悪くてもむし歯にならない場合もありますが…)
それでは、むし歯になってしまったら・・・
これも お口の中の環境をよくする事 から始めます
そうしないと 治療をしてもまたむし歯になるからです
結局すべてはここから始まります
そのためには
① 甘いものなどに気をつける
② 歯磨きをきちんと行う
③ フッ化物を使う
といったことを行います (ご存知の方も多いと思います)
甘いものは 量と回数 を考えてあげる とったことが、
歯だけに限らず 子供の心身の発育にとっても 非常にいいことです
歯磨きについては年齢によって対処法が違ってきますが、
保護者の方の仕上げ磨きが必ず必要です・・
といいますか、
子供はまともに歯磨きができないと考えていたほうがいいでしょう
子供が自立して歯を磨けるようになるまで、
仕上げ磨きでサポートをしてあげれたら最高です
フッ化物はむし歯の予防にはかなり有効です
歯磨き粉や洗口剤など飲まないフッ化物がいいです
ただし 永久歯が作られる途中で長期的にフッ化物を飲んでいると
歯牙フッ素症というものになる確率が上がりますので 注意が必要です
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・・・ほうが良いですよね
むし歯の予防方法は
① プラークを減らす
② 甘いものを気をつける
③ フッ化物を使用する
といったものが有効です
フッ化物は歯の表面やプラークに触れることが大事です
飲む必要はありませんので
フッ化物は、日本では
歯磨き粉に入れたり、
洗口剤に入れたり して使っています
フッ化物はこのようにして使用しますと大変有効ですが
歯牙フッ素症(斑状歯)というものに気をつけなければなりません
永久歯が作られる前にフッ化物を飲んでしまうと
フッ素症(斑状歯)になる確率があがります
したがって永久歯が作られる前の時期は注意が必要です
5才以下のお子さんはその危険があるので
むし歯の危険性のない子はフッ化物は6才まで待ってもいいかもしれません
しかし、5才以下のお子さんでもむし歯が多い場合
プラークや甘いものの管理はもちろん必要ですが
やはりフッ化物を使用したほうがいい場合もあります
その場合は特に洗口剤は誤って飲まないよう
ご家庭ではかなり慎重に使用します
歯磨き粉の場合は歯ブラシの先に少しつけるぐらいでいいです
3才未満のお子さんの中にはぶくぶくうがいができない子が多いです
ぶくぶくうがいができないと、口の中のものを飲み込んでしまうので
フッ化物の家庭での使用はまだ無理でしょう
年齢にあったフッ化物の使用が必要です
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むし歯の予防にフッ化物を使います
また、むし歯になってしまっても
進行を抑えるためにフッ化物を使います
家庭でフッ化物を使用する場合は
歯磨き粉 や 洗口剤(うがい薬)
が、 一般的に使われています
さて、このフッ化物
歯の表面をコーティングするわけではありません
水でゆすぐと簡単に流れ去ってしまいます
ですから フッ化物を使用した後は
30分ぐらい飲み食いしない、ゆすがない
ということは よく知られていることです
歯磨き粉もコップに2杯ぐらい使ってぶくぶくしていると綺麗になくなってしまいます
歯磨き粉の場合、片手の手のひらにすくった水で1回だけよくゆすいで
後は30分そのまま、というのが洗口剤と同じくらい効果があるようです
この方法は口の中に歯磨き粉の味が残ります
歯磨き粉にはフッ化物以外にもいろんな成分が入っているので
長時間口の中に残留させておくのにはちょっと抵抗がある人もいます(例えば私)
そういう人は洗口剤を使うか フッ化物の効果を無視してしっかりぶくぶくゆすぐのです
そして、フッ化物は歯の表面に長期滞在しないわけですから
頻繁に使用するのがいいわけです
むし歯になる場合は 磨き残しがあってプラークがたまっているからです
そこにむし歯菌の餌である糖分が入ってくるからです
フッ化物によりこのむし歯を抑えるには
たまに使用するよりは
毎日使うほうが効果的であると考えられます
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子供がむし歯にならないようにするためには・・・
そして むし歯になってしまったら・・・
まずは お口の中の環境をよくする事!
すべてはここから始まります
そのためには (ご存知の方も多いと思いますが)
① 甘いものなどに気をつける
② 歯磨きをきちんと行う
③ フッ化物を使う
といったことを行います
甘いもの(糖分)は 量と回数 を考えてあげる とったことが、
歯だけに限らず 子供の心身の発育にとっても 非常にいいことです
そしてジュースや果物も糖分だということを忘れないことです
何気なく食べる飴やキャラメルも糖分を食べるという行為だということを忘れないことです
赤ちゃんにはお砂糖は必要ありません
というか、あげるべきではありません
生まれたての赤ちゃんはお砂糖を欲しがりません
口にしたことがないのですから・・・
小さいお子さんも同じです
しかし、一度口にしてしまったら・・・
そしてその味の虜になってしまったら・・・
乳児や幼児には理屈は通用しません
薬物中毒やニコチン中毒のように欲しがる子もいるでしょう
(お砂糖の味を知っていながら意外と欲しがらない子供もいます)
では、お砂糖の味を知っているお子さんにはどうするか・・・
お砂糖類は決められた時間帯に食べたり飲んだりようにします
(決められた場所でしかあげない、というのもいいようです)
一日にあげる上限を決めます
あまり厳密に行わない方がいい時もあります (週に一度くらいは守れなくてもいいぐらいに思う)
回数は1日1,2回ならば普通でしょう
量を決めるのは難しいですが 目安として一例をあげると・・・
体重20kg以上のお子さんは 1日 上限20g
20kg以下のお子さんは 体重1kgあたり1gの糖分を上限とします
そして3歳児以下のお子さんは極力あげないようにします
ただし、むし歯になりやすいかどうかは個人差があります
もっと食べてもむし歯にならないお子さんもいますし
これ以下でもむし歯になるお子さんもいます
そのお子さん、そのご家庭にあった約束事で甘いものをあげるべきですね
でも、経験上言えることは
小さいお子さんでむし歯がいっぱいある時は
多くの場合 甘いものをよく食べています
(歯磨きの上手下手よりもかなり影響が大きいように思えます)
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Author:atsu
2004年に長野県に引っ越してきました
たまにアイスホッケーとかテニスとかしています
最近は筋トレとゆるいランに変わってきました