歯の散歩道

(長野県佐久市）木本歯科ブログ　

ホーム > アーカイブ－ 2011年06月

スキアポーネｖｓパブリチェンコワ

テニス全仏オープンも第二週に入り準々決勝です

昨日何気に見ていた試合は女子、
スキアポーネとパブリチェンコワの試合です

スキアポーネはアラサーの筋肉がっちりの選手です
歩き方も掛け声もまさに男
スコートがフリルでそのアンバランスがかなりインパクトあります

パブリチェンコワは太めのティーンエイジャー
今注目の若手選手です
かわいいのですがかなりポッチャリしていて、
走るの重そう・・・
こんな感じの高校生は日本にもいそう（大きさは別）

スキアポーネは去年の全仏の覇者
強烈なトップスピンと粘り強さが武器で、
まさにクレー向き

そのスキアポーネに　第一セット６－１　第二セット４－１
あっという間にゲームを取りまくっていったパブリチェンコワ
強烈なフォアハンドをクロスに叩き込んでいきます
高い打点からの強烈なショットはグラフのようです

スキアポーネ全然歯がたたず、
このまま一方的な試合で終わるかと思ったのですが、
パブリチェンコワ、勝ちを意識したのか、
また気持ちに余裕が出たのか、
第６ゲームをスキアポーネにとられます

このゲーム、今までとちょっと違ったパブリチェンコワ
フォアハンドも幾分おとなしく、
中途半端にネットに出て逆に決められてしまったり・・・

勝ちを意識したのか・・・　（まだ若いし）

第二セットは５－７でスキアポーネ
そして　ファイナルセットも５－７でスキアポーネ

スキアポーネ勝ち！

ファイナルもゲーム連取でパブリチェンコワが追い上げる場面があったのですが、
精神的な強さはスキアポーネのほうが上

第二セットの中盤まで圧倒的な劣勢のスキアポーネ
しかし、そんなやばい状況でもじっと耐えてプレーを続けるスキアポーネ
相手の一瞬のすきをついて形勢を逆転させた集中力
さすがです

いい試合を見ました（半分眠ってたけど）

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[ 2011/06/01 18:20 ] 歯科とは別に… | TB(0) | CM(0)

あまだれのおと

今日は休日
生後２週間の三男と一緒に過ごしました
生まれたてのころよりだいぶふっくらとしてきたようですが、
お腹がすいたら泣いて、ウンチをしたら泣いて、
後は寝ているだけ・・・

まだまだ人間らしい付き合いはできません
することはないのでお腹の上にうつぶせにして乗っけておきました
私のお腹は具合がいいらしく、
お腹がすかなければずーっとそこにいてもいいようです

今日はしとしとと雨が降っていますので、
外出する気もなく、
子供を腹に乗っけて一日中読書でした

そういえば、長男も次男も私のお腹の上ですごしてますので、
その頃を思い出しながら、
そして、ポツリポツリという雨音は、
なぜか部屋で一人遊びをしている自分の幼少時代を思い出してしまうのですが、
そのころをまた思い出しながら、
のんびりと本を読み、
うとうととまどろみ、を繰り返すのでした

今日読んだ本は３０年ぐらい前に書かれた本の復刻版
原発の本です
そこには今起こっていることに警鐘を鳴らし、
かつ、こうなることが止められない日本の仕組みについてがわかるように書かれてありました

３０年近くたっても同じこと

人の心はそんなに進歩するものではありませんね
また、ひとのDNAは個人差があるとはいえほとんど一緒
違いなんて微々たるものなのだろうに

みんな違うけど、みんな一緒

（微睡みつつ、そう思った）

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[ 2011/06/02 22:14 ] 歯科とは別に… | TB(0) | CM(0)

zoneでの戦い

久しぶりにフェデラーの熱い戦いを観ました

ナダルにNo1の座を明け渡してからパッとしないフェデラー
それでも常にグランドスラムのベスト８まで毎回登場するのはかなりすごいことだと思います
ただ、今まで絶対的王者の地位に長いこといた彼を見る目は厳しい
すごいことを続けているとそれが当たり前に見えてしまいます
人は等速運動に慣れてしまう
加速を求めてしまう

そんな周囲の目の中で淡々とプレーをするフェデラー
No2でもテニスを楽しんでいるかのように
結婚して子供が生まれて、
家族と過ごす時間が増えた分テニスにかける時間が少なくなったのではないか
家族に愛情をかける分テニスに対する情熱が少なくなったのではないか

現状に満足している・・・
そう思っているかはわかりませんがそんな中、
ジョコビッチがものすごく進化してきました
今年に入って負けた試合がない
現在文字通り無敵のジョコビッチ
ナダルにもうすぐ届いてしまう
クレーコートでナダルに２連勝
そして全仏に乗り込んできました

モレスモーに言わせるとジョコビッチは、
フェデラーの攻撃的な面とナダルの守備的な面を兼ねそろえた、
超進化形のテニスプレーヤーになったとのこと
向かうところ敵なし

昨日はそのフェデラーとジョコビッチでのセミファイナルでした

大方の予想はジョコビッチ
ひいきの人たちもせいぜいフェデラー善戦するかも、と言うぐらいです

さて、その試合結果は、
フェデラー３－１で勝ち！

ジョコビッチの調子は悪くない
しかし、フェデラーが完ぺきでした
物事に完ぺきはないが、
それでも完ぺきという言葉が出てしまいます

すごい試合でした

さて、決勝は久しぶりにフェデラーｖｓナダル

フェデラーがいなくなって燃え尽き症候群かといわれていたナダルですが、
この試合を見ていたでしょうか
どう感じたでしょうか

決勝が楽しみ

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[ 2011/06/04 19:37 ] 歯科とは別に… | TB(0) | CM(0)

どのレベルの選手に、いつ発生しやすいか?

コンタクトスポーツではマウスガードを着用します
口の中のけがや頭部を保護するためです

さて、これらのけがは特に試合中に注意が払われているようです
試合前、マウスガードが装着してあるかチェックし、
未装着の選手は出場を認められないこともあります

しかし、実際には練習中の発生頻度がかなり高いようです
その原因としては
ヘルメット、フェイスガード、マウスガードなどの十分なプロテクションなしに練習を行うことや、
疲れや集中力の欠如などが考えられます

また、パフォーマンスレベルからいうと、
練習を積んだ運動能力の高い選手のほうが受傷する確率は低いようです
これは相手との接触を事前に予測して危険を素早く回避するか、
あるいは防護の姿勢を取って接触することが可能となるためです

これに対して初心者や練習が十分でない選手は回避や防護が不十分となり、
怪我をしやすくなるといえましょう

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[ 2011/06/07 18:27 ] かみ合わせ、外傷、顎、舌など | TB(0) | CM(0)

ブラックトライアングル

前歯のセラミッククラウンのケースです

ずいぶん以前に作ったそうです
歯茎が下がってきて継ぎ目が目立ってしまいます
裏側の継ぎ目はむし歯になってきてますし、
作り変えることになりました

仮歯の状態です
かみ合わせとか歯の大きさとか大まかな感じをここで確認します
だいたいこれで問題なければ技工所にセラミッククラウンを発注します
これと同じような形に作ればいいわけです

　　　　　　　　　　　↓

できたがったセラミッククラウンです
ためしに合わせてみると仮歯と形が違います
患者さんも満足してません
指示と違ったものができてきました
少し切端の部分が幅広く根元のあたりが細くなっている・・・

　　　　　　　　　　
裏側を暗くするとわかりやすいですが、
ちょうど真ん中のところに隙間ができて黒くなっています

この黒い三角形の隙間、
ブラックトライアングルと言っていますが、
笑った時に黒く見えるので、
患者さんからは結構嫌がられます (特に真ん中の部分）

このブラックトライアングルを消すためにクラウンは再製作します
指示通りにできていなくて、その他の部分も問題があるので、
たとえブラックトライアングルがなくても再製作です

ブラックトライアングルは解消され、
形態も満足していただけました
ハンドメイドなので、このようにあわせてみて作り直し・・・ということもあります

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[ 2011/06/08 19:42 ] 審美歯科/ホワイトニング | TB(0) | CM(0)

斑模様のある歯のホワイトニング

ホワイトニングの難しいケースです

上の真ん中の前歯(中切歯といいます）は左と右で色が違います
詰め物がしてあるわけではありません
右側の歯は永久歯が作られる時(幼児期）に、
何らかの原因でその部分がほかの歯と同じように作られなかったのでしょう
歯牙フッ素症も考えられます

他の歯はホワイトニングでほぼ間違いなくきれいに白くなると思いますが、
上の中切歯に関しては左右同じように白くはならない可能性があります
ちょうど真ん中なので左右差があると目立ちます

右側の歯は茶色の部分のまわりに他より白っぽい部分もあります
ホワイトニングをすることによってかえってその部分が目立ってしまうこともあります

そうなった場合はさらにホワイトニングを続けていく場合もあります
それでもだめならその部分をレジン充填するか、
ラミネートべニアで修復します

これらのことを十分納得してもらったうえでホワイトニングを行います

オフィスホワイトニングのみ行った後の写真です
茶色い部分は目立たなくなってきましたが、
白い部分が目立ってます
光の当たり具合によってはこの写真より目立っている感じでした

さて、その後何日か経過するとこの茶色と白が目立たなくなってきました

多少、模様のように残っていますが、
あまり目立たなくなりました
ご本人もこれでいいとのことでした

歯の表面にはペリクルといってタンパク質の薄い皮膜ができます
これによって光が散乱して色の境目が目立たなくなるのかもしれません

また、さらにホワイトニングを行っていくと、
色の様子が変わっていくかもしれません

今回はうまくいきましたが、
慎重に行っていかなければいけないケースです

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[ 2011/06/09 21:35 ] 審美歯科/ホワイトニング | TB(0) | CM(0)

ぶつけて歯がぐらぐら・・・

口の中のけがで多いのが、
顔を強くぶつけて歯がぐらぐらになってしまうこと

歯の根っこ（=歯根）は顎の骨の中にしっかりと植わっていますが、
強い衝撃によってその骨から飛び出してしまいます

手や足の関節が外れてしまうことを脱臼といいますが、
歯の場合も脱臼と言っています
なかには完全に歯が抜け出てしまう場合もあります

転んで前歯を床にぶつけてしまった小学生
（泣きながらの来院・・・

）
左側の上の前歯がぐらぐらしています

この場合は元あったと思われる位置に歯を戻して固定します
そしてこのまましばらく様子を見ます

たいていは固定してしばらくすると痛みはなくなってきます

3週間後に固定したワイヤーをはずしました
ぐらぐらはおさまっています
しっかり感でも痛みもありませんでした
これでしばらく様子を見ます

脱臼した歯は神経がダメになってしまうことが多いです
神経の反応があるか定期的にチェックをしていく必要があります

3年半経過したところです
ここまで問題なくきましたが、
レントゲン検査をしてみると、
神経の入っている根管の形が微妙に変化していることがわかりました
引き続き経過を追っていくことが望ましい

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[ 2011/06/10 18:04 ] かみ合わせ、外傷、顎、舌など | TB(0) | CM(0)

ガッツ似　ガッツ君

三番目もパパ似であった・・・

長男（生後一か月）

次男（生後一か月）

三男（生後一か月）

長男だけ目があいているので澄まして見えますが、
目を閉じると一緒でした
写真整理ができない夫婦でして、
長男次男の赤ん坊の時の写真はこれぐらいしかないようです

さて、上二人は女の子に間違えられていたのですが、
三番目はどう見ても男の子です
似てはいるけど、どうも違うようです

おとなしいかと思っていましたが、
結構ふてぶてしいです（赤ん坊のくせに）・・・
会う人みんなから男の子だねーと言われます

ブスッとしたときの顔はガッツ石松に似ていますので、
我が家ではガッツ君とよばれています

このガッツ君という呼び名は意外とほかでも使われているらしい
ラジオのトークで芸能人の何とかさんが言っていたとか、
他のだれだれさんのうちでいわれているとか、
ガッツ似に赤ん坊が割と多いようです

というか、ガッツ石松が赤ん坊のような顔をしているのかもしれません
ガッツ石松をネットで検索してみると
ガッツ似で投稿してある写真がいっぱいある

みんなそう思うのかなー

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[ 2011/06/11 22:02 ] 歯科とは別に… | TB(0) | CM(0)

クラバート

「クラバート・・・」　

誰かが低く呼ぶ声が聞こえてきそう・・・

この不思議な物語に入り込んでしまいました
最初に読んだのは5年ぐらい前でしょうか・・・
挿絵がまたこの物語の不思議さとすごくマッチしているのです
不思議な魔法使いの話の中、
ひたすらに働かなければならない職人たちの悲哀がある

セリフは昔の翻訳特有のぎこちない文章になっています
外国の本は訳が変なんだよ
なんて思いながら読むことがあります
（ナルニア物語などはその最たるものといえましょう）
しかし、実はそれがまた外国っぽくて、
そのせいか妙に頭に残ってしまうということに気づきました
外人が妙に日本語っぽいせりふを言っても変ですからね
　　　∴　この訳が正しい

この本を読むのは二回目です
一度読んでかなり好きになってしまったのですが、
誰かに貸して、それからどこかへ行ってしまったのでした

本好きの長男にクラバートの話をしたら、
どうしても読んでみたいというので、
もう一度購入したのでした

大どろぼうホッツェンプロッツの作者が書いたのですが、
あの愉快な話とは全く違います
登場する魔法使いも全然違う
かたや偉大だけどじゃがいもの皮だけは魔法でむくことのできない魔法使い
かたや片田舎の水車小屋の親方をしている片目の意地悪そうな魔法使い

ホッツェンプロッツも面白かったけど、
クラバートは別の面白さです

お勧めの本