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三者面談 の続きです ー
先生は続けます
「今の年齢で将来の目標は?という質問に答えられないのは仕様がないかもしれない。
しかし、いざなりないというものが出てきた時に、
なりたくてもなれないということになったら悲しいぞ」
分かりやすく言えば医学部などは今はどこでも超難しいですから、
今から勉強してなければいざ入りたいと思ったって入れないよ、ということになります
なりたいものが見つからないのならばどこにでも入れるレベルの学力をつけておけ、
ということですね
受験校に自ら志願して入ったものへの当然のアドバイスであります
まあ、今の学校に入りたいと言っていたのは小学生の時
多分一つ上のKちゃんが入ったからとか、
校舎がきれいだとか、そんな気持ちだったと思いますが、
今は揺れ動くときなんでしょうね
確かに何の疑問ももたずに一心不乱に打ち込む者は強い
おそらく、そんな生徒が成績を伸ばしていくことでしょう
学校側もそういう生徒が多くなることを願っていることでしょう
しかし、皆がみんななかなかそのようにはならないものです
いろいろ勉強以外に面白いこともあるし、
勉強をするということに疑問をもつこともあるだろうし…
一直線に進むことをせずに、あちこち回り道をしながら進む者もいる
「だいたい、おまえはここに入って出るまでいくらかかるか知っているか?」
先生の話は続きます
「ただじゃないんだぞ、
親がどれだけお前にしてやっているか分からないのか?
それだけ手をかけてくれている親がこうして呼び出されてお前の前で怒られているんだぞ」
(あ、私は怒られに来たのか!?)
と、この時始めて今日の私の役割が分かりました
「そんなお父さんがこうして頭を下げているのをみてお前、申し訳ないと思わんか」
三者面談があると言われてどんなこと話すのかな、なんてちょっと楽しみにしていましたが、
なんてことはない、息子のために怒られに来たのでした
最初は腕組みして偉そうに座っていた私も背中を丸めて頭を下げる姿勢に変更です
授業がつまらん、なんて余計なことでしたね
(「おまえ、そういうことを言っている時期ジャナイだろ」は私への言葉か…)
(スミマセン)
私の高校時代も人に偉そうなこと言えるような生活態度ではありませんでした
息子も親戚や知人から私の昔のことを聞いていますので、
自分も遊んであとから勉強すればいい、と思っているようですが、
今と昔では受験事情が違うのではないでしょうか
テニスで言えば昔は、ボルグやコナーズ、マッケンローなど個性派のプレーヤーがいっぱいいました
しかし、現代テニスではサーブやストロークのフォームやゲーム展開などで、
昔ほどバリエーションが無くなってきました
皆が勝つためのテニスを突き詰めていって、
たどり着いた方法が似ているからではないでしょうか
受験のやり方も研究され続け、洗練されてきたら、
やり方は似たようなもの(同じフォームやゲーム展開)になるのではないでしょうか
そうであれば後から同じ方法で追いつくのは難しい
(かといって人と違うやり方が通用する時代ではないのではないかも…)
先生はそれを知っているから心配して言ってくれているのだと思います
受験は言ってしまえば暗記もの
「努力に勝る才能無し」です
毎日コツコツと積み上げていくことはいろんなことに共通して大事なことです
いま響かなくても、あの時こんなことを言われたなー、と思い出してくれればいいです
先生に感謝をしてこの面談は終わりました
さて、この面談中息子の言葉使いが気になっていましたので、
最後に聞いてみました
「あの、今時の子供はコイツみたいな言葉遣いで先生に接するのですか?」
先生「いや、肩を叩きながらタメ口をきいてきた生徒は彼が始めてです」
静かに淡々と話すベテランの先生の言葉に、
聞かなきゃよかったとまた恐縮して頭を下げる私でした
「まあ、授業を盛り上げてくれるので、私としては助かっています」
私と全く違うキャラの長男ですが、
改めて違うものだと半ばあきれ、半ば尊敬しながら学校を後にしました
非常に疲れましたが、
最近
バックギャモンで長男に負け続けてマッサージ20回分溜まっていたのを、
今回のことで10回分チャラにしてもらったので、
まあまあの仕事でした^^
(勉強なんてやりたくなきゃ、やらなくていいし、
やりたい時にやっていいじゃないかと思うけど、
本人は一浪すると弟に追いつかれるので、それだけは嫌みたいです
そんな理由で勉強するのどうかと思うけど…)
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