四月からうちの医院では常時マスクを装着するようにしました
何をいまさら… と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
今までは処置ルームではマスクをつけていて、
受付での応対やカウンセリング室での相談などの時にはマスク非着用でした
普通に会話をするときにはなるべくこちら側の顔を見せるよう意識していたからです
そのきっかけは私が歯科医師になったばかりの頃、
今から三十年以上前の話になります
私は大学を卒業してから大学院に進みましたが、
週に一度父の診療所に顔を出しておりました
父の診療所は開業してからだいぶ年月が経っており、
長年定期検診で通われている方も大勢いらっしゃいました
(当時、定期検診というシステムは一般的ではなかったですね)
たまに呼ばれて「息子です」と挨拶をすることもしばしば
あるとき高齢の女性の患者さんに挨拶をした時、こう言われました
「あなた、人に挨拶をするときはマスクを外したらどうですか」
あ、っと思って顔が赤くなりました
マスクを外して「大変失礼しました」と頭を下げると、
ご婦人はにっこり微笑み「こんにちは」と仰いました
父は横でニヤリとしてました
それからはいわゆる治療に入る前と終わってからはマスクを外す習慣がつきました
当院スタッフも同様の習慣がついております
小さなお子さんは顔が見えることで不安感が軽減しますが、
これは子供に限ったことではないと思っています
というわけで、常時マスクをつけている医療機関が多い中で、
なるべく顔を見せることを意識していました
しかし新型コロナウィルスが蔓延してきている現状では、
マスクを常時つけるようにしました
(初診でみえた患者さんに対しては離れたところでマスクを外して挨拶し、
それからマスクをしてお話をするようにすることもあります)
感染に関しては以前より歯科医療従事者は結構気を使っていると思います。
B型肝炎やエイズなどが話題になったこともあり、
その都度どんな方が来られても「うつらない、うつさない」ことに気をつけて、
今日まで仕事を続けてきました
これまでと違った性質のウィルスであろうことは想像がつきます
完璧な防御方法などは分からない状態です
新型コロナウィルスに対して、
「感染拡大警戒地域」「感染確認地域」「感染未確認地域」に分類すると、
4月8日現在で、長野県は「感染未確認地域」になります
ただ、「緊急事態宣言」が発令されて関東、関西でも感染者がかなり増えていますので、
誰が感染者にもなりうるものとして、対応していきたいと思います
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来院される方へのお願いです
感染拡散予防のため
1 治療前に検温します
2 待合室ではマスクの着用をお願いします
3 2週間以内に「緊急事態宣言」対象地域に行かれた方はお知らせください
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また、地域の状況に応じて対応も変えていくことになりますこと、ご了承ください
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