歯周病になってしまった場合
治りやすい歯と治りにくい歯があります
治りにくい歯はプラークをとり難い歯である、ともいえます
さて、歯周病の研究でどの歯が悪くなっていくか(抜けていくか)を調べたものがあります が、
それによりますと、どうも奥歯のほうが悪くなりやすいようです
理由はいろいろと考えられますが、
そのひとつに歯の形があります
上の模式図は大人の歯です
白い部分は歯冠といいます
口の中を覗くと見える部分ですね
クリーム色の部分は歯根、
本来は骨の中に植わっている部分です
歯周病の進んだ場合はこの歯根が口の中に見えてきます
これらの歯が口の中に並んだものを歯列と言っていますが、
歯列の中の歯の名称を説明します。

真ん中の前歯は切歯といって上下左右計8本あります

前から3番目の歯は犬歯といって、動物の牙に相当するしっかりとした歯です
これら片側3本、上下左右合計12本を前歯と言っています
ここから奥がいわゆる奥歯 …

犬歯の隣2本、比較的小さめの奥歯を小臼歯(しょうきゅうし)と言います

その奥の大きい歯は大臼歯(だいきゅうし)と言います
一番奥の3番目の大臼歯は第三大臼歯と言いますが、
これがいわゆる親知らず、または智歯などと呼ばれています
歯の形は人によって違いますが、
大体大臼歯は歯根が複数あります
上顎の大臼歯は3つ、下顎の大臼歯は2つが多いようです
(また、上顎の第一小臼歯は縦に歯根が2つあります)
歯根が露出してくると複数ある場合にプラークが溜まりやすくなるのです
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